摂食障害とは何か経験者が解説(拒食症・過食症)

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こんにちは ユリカ隊長です

 

14才の頃から7年間、摂食障害に苦しんだ私

 

今回は改めて摂食障害とはなんぞや

 

ということでお話ししていきたいと思います

摂食障害とは

 

簡単に言えば食行動の異常です

 

それが生活に影響を与えているから病気なのです

 

健康な人でも「ダイエット」や「やけ食い」などはしますが

それが直接生活に影響されるかと言われたらしませんよね

 

しっかり学校もいけるし、会社もいける、友達とランチだって行けます

 

でもこの普段の生活が摂食障害の人たちには難しくなります

 

そして摂食障害には大きく分けて二つあります

 

拒食症過食症です

 

これは根本の根っこの部分は共通しているものの

与える影響だったり気持ち的な部分も多少違いがあるかと思います

 

ではそれぞれの症状をご紹介していきます

 

拒食症

 

極端に食べることを拒み、痩せることに執着する病気

 

中には非嘔吐過食と拒食を繰り返す人もいますが、拒食症の症状だけで言うと

痩せることにこだわりがあり、体重やカロリーなど数字に振舞わされてしまいます

 

そして終いには「食べることが怖い」「太ることが怖い」

 

という気持ちになり、どんどん痩せていくか、ある一定の体重で食べる食べないなどの葛藤をし始めるのです

 

また食欲を我慢しているので拒食症は過食嘔吐に繋がっていく場合もあります

 

過食嘔吐とは食べたいものを大量に食べ、食べた後太りたくないという気持ちから食べたものを全て吐き出すという行為です

 

また拒食症は食べ物を取り入れることが難しくなる(食べていない)ので栄養失調や低体温症、低血圧など最終的には鬱を併発したり命の危機になることもあります

 

拒食症患者は本人にはしっかりと治したい気持ちはあっても先ほども触れましたが「太りたくない」「食べるのが怖い」という自分との心の葛藤があるのです

 

過食症

 

過食症は拒食症の逆で食べ物を大量に食べてしまう病気です

 

これはやけ食いと勘違いしてしまう方や食欲を我慢できないのは意思が弱いからだなど言われてしまうこともあり周囲の理解をあまり得られにくいです

 

嘔吐がない非嘔吐過食症の方なら特に見た目は健康な人に見えますからね

 

しかし過食症というのは油物や甘いものを満腹中枢が麻痺したかのように大量に食べ、それを繰り返してしまいます

 

食べることだけが目的になることが多く、そして食べた後は罪悪感や鬱になり精神的負担が大きくなります

 

じゃあ、食べなきゃいい話なのですが本人にも「なぜこんなに罪悪感になるまで食べてしまうのか分からない」状態なのです

 

また太る恐怖心から下剤乱用する人も少なくありません

 

過食症の人たちには「過食スイッチ」のようなものがあり

それが入ると無性に食べ物を大量に食べたくなります

 

私が高校三年生で拒食症から過食症に変わりました

 

そしてある日、私が学校へ向かう途中

いきなり過食衝動に駆られたのです

 

ウズウズして食べたい、食べたい、何か詰め込みたい衝動になりました

 

そして私は学校途中のコンビニで菓子パンやお菓子を大量に買い、

そのまま学校に行かず、自宅に戻ったのです

 

そして親や兄弟も仕事や学校で家にいなかったので

私は無我夢中でその買ってきた食べ物たちを詰めこみました

 

このようなことまでしてしまう過食症

 

中には自宅まで待ちきれずトイレで過食してしまう方もいるようです

 

こんなの普通の健康な人にはありえないような食行動ですよね

 

過食嘔吐

 

また過食嘔吐についても少しお話しします

 

上記でも少し説明しましたが過食嘔吐は読み通り、過食した後それを吐いてしまう事です

 

このようになってしまうと非嘔吐過食より治すのが困難になるケースが多いと聞きます

 

指やスプーンを使う人や、チューブを使う人までいます

 

中には治療せずにずっと過食嘔吐を繰り返している人もいます

 

しかし本人がよくてもこの嘔吐という行為は体にいいはずがありません

 

胃酸により歯がボロボロになる、食道炎なったりする可能性が高いからです

 

まとめ

 

今回摂食障害についてお話ししましたが

この病気は心の病気ではありますが体にもいい影響はありません

 

なので早めに医療機関の受診を私はおすすめします

 

なぜなら治療にもこの病気は長い年月がかかる場合がほとんどです

 

数ヶ月でよくなる病気ではありません

 

また家族の支えがこの病気には非常に重要です

 

心の病気には本人では治療が難しいです

 

もしかしたらあなたの子供が摂食障害になった時、何か親子関係を見直す時期なのかもしれません

 

家族の方も一緒に向き合って行きましょう

 

では今回はこの辺で終わりです^^

 

また別記事でお会いしましょう!